マタニティ歯科治療│むつうらベルーガ歯科│横浜市金沢八景駅の歯医者・大型駐車場完備

〒236-0031 神奈川県横浜市金沢区六浦1丁目14-12 金沢八景国際コミュニティプラザ203
電話045-349-3335
ヘッダー画像

マタニティ歯科治療

マタニティ歯科治療│むつうらベルーガ歯科│横浜市金沢八景駅の歯医者・大型駐車場完備

マタニティ歯科に
ついて

妊婦の女性

  • つわりできちんと歯磨きができているか心配
  • 妊娠中でもむし歯治療がしたい
  • 妊娠中なのでより歯ぐきの状態が気になる

マタニティ歯科は、妊婦さまと生まれてくる赤ちゃんの健康に配慮した歯科治療です。妊娠すると、つわりや食生活の変化や、ホルモンバランスの乱れが起こり、むし歯・歯周病にかかりやすくなります。特に妊娠中に歯周病にかかると、原因菌がお口の血管から全身に回り、早産や低出生体重児などのリスクが高まる可能性があることがわかっています。
こうしたことから、妊娠中はいつも以上に口腔内のケアが重要になってきます。
妊娠中は歯科治療を受けることができないと思われがちですが、安定期であれば通常の治療が可能です。マタニティ歯科では、赤ちゃんの安全を第一に考えた治療を行うことはもちろん、10カ月という長い妊娠期間を安心して過ごしていただけるよう、妊娠期特有の口腔ケアやアドバイスを行います。安全な出産と生まれてくるお子様の健康のために、妊娠中や妊娠前からの予防・ケアでお口の健康管理に取り組みましょう。

当院のマタニティ
歯科の特長

  • 体調に配慮しながら、妊娠中のお口のケア指導、クリーニング、治療などを行います。
  • 横浜市妊婦歯科健診実施医療機関に登録しております。
  • 妊婦さまだけでなくご家族の皆さまのお口のケアも推奨しております。

妊娠中に
起こりやすい
歯と口のトラブル

歯(むし歯)

妊娠中はむし歯が発生しやすくなります。その原因には、つわりなどで歯みがきが不十分になり、お口の中の環境が酸性に傾く(=むし歯になりやすい)ことや、食生活の変化(摂食回数の増加、嗜好物の変化)、口腔内細菌の増加などが考えられています。妊婦の方はこれらの妊娠中の特異性を考慮して、妊娠以前よりも丁寧に歯みがきを行う必要があります。つわりによって十分にできない場合は、こまめなうがいや間食を減らすなど、できる範囲でケアと工夫を心がけましょう。

歯肉(妊娠性歯周炎・歯周病)

歯肉に発赤や浮腫などの歯周炎がみられることもあります。歯周炎は歯垢(プラーク)や歯石などの局所の刺激因子によって発症しますが、妊娠によって二次的に増悪すると考えられています。これを妊娠性歯周炎といいます。妊娠中に増加する女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の影響を受け、通常では軽度の歯肉炎にとどまる状態でも、顕著な症状を呈するようになります。
妊婦さんの歯周病が著しい場合、早産や低体重児出産の危険性が高まることも報告されています。妊婦さんの口腔内に存在する歯周病菌が、血流に乗って胎盤や子宮へと運ばれ、子宮収縮を促す成分を増加させたり、胎児の成長に影響を及ぼしたりします。その結果、早産・低体重児出産を招くリスクを高めてしまうのです。歯周病にかかっている妊婦さんは、罹患していない妊婦さんに比べて、早産・低体重児出産のリスクが約7倍になるというデータもあります。ただし、歯周病を改善することでこれらの危険性を軽減できることも示されています。歯周病予防のためだけでなく、これらの妊婦トラブルを防止するうえでも、お口の中のケアは必要不可欠です。妊娠中はつわりなどで歯みがきがつらい時期もありますが、マタニティ歯科を受診しながら、できるだけ口腔内を清潔に保ちましょう。

口腔粘膜、唾液、口臭

妊娠中は女性ホルモンなどの影響によって、口腔内に様々な症状を引き起こすことがあります。

妊娠性エプーリス

エプーリスとは歯肉にできた限局性の良性腫瘍の名称で、妊娠性エプーリスは主に妊娠3カ月以降にみられます。歯ぐきにできるコブのような良性腫瘍で、大半は出産後に自然となくなります。女性ホルモンの影響によって引き起こされる炎症症状の結果と考えられています。

口内炎

妊娠によって炎症が起こりやすくなり、様々な口内炎を引き起こすことがあります。

口臭

妊娠中は女性ホルモンとの関わりや妊娠による心理的な変化(不安や緊張)などで、唾液の分泌量が低下します。唾液の流れや量が変化することで、口臭が増大することがあります。

智歯(親知らず)周囲炎

親知らず(智歯)は、半分だけ生えたり斜めに生えたりすることが多く、むし歯や歯周病のリスクが高い歯です。とくに妊娠中は腫れや痛みが起こりやすいので注意が必要です。むし歯・歯周病の予防ために安定期に抜歯したほうが良いケースもあります。

マタニティ歯科の
「ケアと治療」の
タイミング

出産予定日の1カ月前までは口腔ケアは可能ですが、治療は安定期である妊娠中期が適しています。

妊娠初期:妊娠1~4カ月頃

妊娠初期は、体調不良やつわりもありますので、急を要さないケア・指導などを中心に行います。歯の痛みや歯ぐきの腫れなどの急性症状がある場合は一時的な処置を行い、流産のリスクを回避するためにも大きな治療・処置は避けます。本格的な治療は安定期に入ってから行います。

妊娠中期:妊娠5~8カ月頃

妊娠中期は安定期であるため、通常の歯科治療やレントゲン撮影、投薬も問題はありません。特別なケースを除き、通常の治療であれば受けることが可能なので、気になる症状があれば、この時期に治療を済ませておきましょう。

妊娠後期:妊娠9カ月~

妊娠後期は、いつ陣痛が始まってもおかしくありませんし、お腹が大きくなり仰向けでの受診も大変です。早産などの危険を回避するため、この時期の歯科治療は控えるべきです。妊娠中期のうちに治療を済ませるか、産後、落ち着いてからの治療をお勧めします。

マタニティ歯科での
検査と麻酔について

エックス線検査(レントゲン)

口の中の状態を確認する検査としてエックス線検査があります。妊娠初期は赤ちゃんのエックス線に対する感受性が高いので注意が必要ですが、基本的に歯科で用いるエックス線撮影は、放射線量がごくわずかで照射部位も子宮から離れており、赤ちゃんに直接エックス線が当たることはないので危険度はかなり低いといえます。患者様には防衛用の鉛のエプロンを必ず着用していただき撮影を行いますので問題が生じることはまずありません。

歯科麻酔

歯科麻酔は局所麻酔であり、使用量は非常に少なく、局所で分解されるためおなかの赤ちゃんにまで影響が及ぶことはありません。むし歯の治療などで痛みを我慢して治療を受けるほうが母子ともにストレスになることもありますので、必要に応じて最小限の歯科麻酔を行います。

マイナス1歳から
始めるむし歯予防を
しませんか

生まれたばかりの赤ちゃんの口内には、むし歯菌は存在しません。小児のむし歯の原因は、家庭内感染がもっとも多いといわれており、食事中、保護者さまが使ったスプーンや箸でご飯をあげたりすると感染します。日頃のスキンシップでも感染リスクはありますが、お母さまお父さまの口腔内にむし歯菌が少ない状態であれば、そのリスクを低減することが可能です。
ご妊娠された時から、産まれてくるお子様のむし歯予防に対してできることがあります。ご出産までにしっかり妊婦さまご本人とご家族皆さまの口腔ケアを行って、健やかな赤ちゃんを迎える準備をしておきましょう。